パーソナルトレーナーとはどうやったらなれて、何が出来ればいいの?

某大手パーソナルトレーニングジムのセンセーショナルなCMをきっかけに、パーソナルジムはかなり身近な存在になった気がします。

同時に、「私もパーソナルトレーナーになりたい!」という思いから、就職・転職、果ては独立をしてパーソナルトレーナーを志す人も急増しました。

そんな流れで、私も日々たくさんの人から「パーソナルトレーナーになる方法を教えてください」と聞かれます。

そんな方のために、今回はパーソナルトレーナーになる方法と、あとそもそも「パーソナルトレーナーとはどんな職業なのか」についても、お伝えしたいと思います。

パーソナルトレーナーとは、一体どんなお仕事?


パーソナルトレーナーとは、どんな仕事かご存知ですか?
まあぶっちゃけ名前の通りではあるんですが。

私たちパーソナルトレーナーとは、お客様(身内ではクライアントと呼ぶことも多いです)とマンツーマンの指導を行うトレーナーのことを指します。

そしてこのマンツーマン指導=パーソナルトレーニングを行うジムのことを、パーソナルトレーニングジム、パーソナルジムと呼ぶわけですね。

最近ではダイエットジム、プライベートジムなどいろんな名称がありますが、「マンツーマン指導」という言葉があれば、どれも同じようなものです。

パーソナルトレーナーが指す「お客様」というのは、実は幅が広いです。
一例をあげるとすれば、こんな方が多いですね。

  • ダイエットをしたいと考えている男女
  • 健康維持を目指しているご年配の方
  • スポーツなどをしていて、能力向上などを目指している方

パーソナルトレーナーは一般の方からアスリートまで、幅広い方を対象にトレーニング指導などを行います。

そのメインとなる仕事は、ジムの運営とお客様へのトレーニング指導=セッションの実施。そして食事指導やカウンセリングなどでしょうか。
個人個人のお客様にこうしたサービスを提供しているトレーナーのことだと思ってください。

パーソナルトレーナーとはスポーツトレーナーは違うの?

パーソナルトレーナーと似ている職業の1つに「スポーツトレーナー」があります。

パーソナルトレーナーでもアスリートのサポートをするケースはあるんですが、スポーツトレーナーは個人ではなく「チーム」という単位でケアを行うことが大半です。

スポーツトレーナーの仕事とは、選手の体づくりやピッチで活躍するための基礎的なストレングストレーニングを行うなど。

プロチームにはドクターやフィジカルコーチなど様々な職業の人々がいますが、彼らと連携してチームのサポートをするわけです。
似ているようで、ターゲット層や指導方法はかなり違う職業と言えますね。

パーソナルトレーナーのお仕事とは?実際のセッションをのぞいてみよう

パーソナルトレーナーの仕事
では、パーソナルトレーナーは具体的にどんな仕事をしているんでしょうか?

私たちは平均して、1人のお客様につき60分という時間でセッションを行います。
その内容ですが、例えば私は次のような手順を踏んでいることが多いです。

①カウンセリング(4〜5分)

お客様が来店して着替えを終えたのち、簡単なヒアリングを行います。
現在、体で痛いところはないか、今日は最後に何時頃ご飯を食べたか、何を食べたかなどですね。

コミュニケーションも兼ねているので、簡単な雑談なども挟みます。

②姿勢チェック、ストレッチ(5〜10分)

カウンセリングの内容を参考に、今度は姿勢チェック(アライメント)を行います。
痛みの出ている場所や骨盤の位置、左右差などを確かめた上で、ストレッチを実施します。
多くの場合は、この時に今日は何をどれくらいの配分で行うかを決めますね。

③ウォームアップと呼吸の確認(5〜10分)

お客様の状態に合わせて、軽い運動を行ないます。
ウォームアップという意味もありますが、先ほどの歪みや運動時の癖(代償動作)の確認と矯正というのが大きな目的です。

そのついでに、呼吸の確認も実施します。
詳細はここでは省きますが、人によってはこの呼吸法だけで15〜20分くらい費やすこともあるほど、大事なポイントが詰まっているんです。

④トレーニングの実施(30〜35分)

いよいよ本格的なトレーニングです。
ウェイトトレーニングメインなのか、それとも有酸素系を取り入れるのかはお客様の希望と個々人の能力で変わります。

⑤クールダウンとストレッチ(4〜5分)

最後に簡単なストレッチをします。この時に次の予定を聞くことも多いですね。

パーソナルトレーナーがセッション以外で取り組んでいることとは?

1時間の間で、だいたいこれくらいの作業をこなします。
1日のセッション数ですが、平均して6〜7本、多い時は10本以上という場合も少なくありません。
 

この時間以外で取り組んでいるのは、集客や営業活動です。
SNSやブログでの情報発信、あとは問い合わせのお客様とのコミュニケーションが中心ですね。
その他、ジムの設備チェックや掃除など事務作業を行なっています。

パーソナルトレーナーのお客様とはほとんどが「運動不足」である


先ほどのスケジュールをお話したり、実際にセッションを受けたお客様の多くは、「トレーニング時間が思ったよりも多くない」と感じます。

まあ、それでも終わった頃にはかなり汗をかいて疲れ切っているので、内容が不満ということはないとおもいますが(笑)

パーソナルトレーナーを目指す人がまず頭に置いておくべきなのは、今後みなさんのお客様になる方は、ほとんどが「運動不足の一般人の方」という点です。
 

こうしたお客様は、腕立て伏せや腹筋、スクワットを5回やれるかもわかりません。そんな人を相手に、いきなりガシガシ高負荷のウェイトトレーニングを行なったら、痩せるどころか怪我へまっしぐらです。

しかも、彼らは筋力低下や日頃の生活習慣で、骨格に歪みが起きて肩こり・腰痛などの慢性痛が起きていたり、内臓の機能が低下して基礎代謝がガタガタになっていたりします。

そのため、私はまずお客様の体の状態の把握と、マイナスになっている健康状態を一度元に戻すことを大事にしています。

そして、ダイエットであれ健康目的であれ、日常的に「体を動かすのが苦じゃなくなる」よう、日常動作のパフォーマンスが上がるような指導を行います。

一見遠回りに見えますが、これを実施したことにより、2ヶ月で体脂肪率が8%近く落ちたという方もいるほどです。

パーソナルトレーナーの需要増加に伴い、こうした技術的なノウハウを持っていない「にわかトレーナー」もかなりいます。

しかし、今後はお客様に対して「ウェイトトレーニングで追い込む」ことしかできない引き出しの少ないトレーナーは、どんどん淘汰されていくことでしょうね。

パーソナルトレーナーの行う食事指導とはどんなもの?


パーソナルトレーナーと言えば、もう1つの大事な仕事に「食事指導」がありますね。
一般の方々の間でも流行している「糖質制限」などは、パーソナルトレーナーの食事指導でもメジャーなものの1つのようです。

しかし、私は基本的に、糖質=ご飯やパンの類を必ずしも制限しません。
こだわっているのは、「一生続けられる正しい食生活を覚えてもらうこと」という点です。

実際に、朝昼晩の適切な食事量や時間を覚えるだけで、急激に体重が落ちたお客様はごまんといます。

その上で、よりストイックな目標を掲げている人に対しては、カロリー計算の方法やより消費カロリーを増やすための生活習慣をお伝えします。

パーソナルトレーナー=過度な食事制限が蔓延してしまった原因

パーソナルトレーニングには、過度な食事制限がつきものという認識が広まってしまった原因は、未熟なトレーナーによる短期集中コースのサービスによるものでしょう。

近年のパーソナルトレーニングは、基本的に「2ヶ月16回〇〇万円」というコースが一般的です。

日頃から栄養学や生理学などの勉強をしてこなかったトレーナーは、少しでも体重が落ちるように「糖質0!1日あたりのカロリーは〇〇kcalまで!」というむちゃくちゃな食事設定をしてしまいます。

はじめこそ、これで体重は落ちるかもしれません。
しかしそれは、単に体内に貯蔵されていた糖質(正確にはグリコーゲン)=エネルギー源と水分が枯渇しただけです。

その後枯渇したエネルギーの補充が行われなければ、人間は筋肉を分解してエネルギーを作り出そうとします。

その結果、代謝が落ちてさらに痩せにくい体になり、水分も足りないので便秘や肌荒れ、内臓の機能低下など多くのトラブルに巻き込まれてしまうでしょう。

食事というのは、運動よりはるかに健康維持・ダイエットには重要な要素です。  

食に関する知識が未熟な人がトレーナーが食事指導をするなんて、考えるだけですえおそろしくなります。

パーソナルトレーナーとはどうやったらなれるの?

男性パーソナルトレーナー
パーソナルトレーナーの仕事を紹介すると言いつつ、少し毒気の強い内容になってしまいましたね(苦笑)
ここからは、パーソナルトレーナーになるには、どんな方法があるのかについてお話ししようと思います。

パーソナルトレーナーというのは、別に理学療法士や柔道整復師のように、国家資格が存在しません。

ものすごく極端に言えば、今この場で「私はパーソナルトレーナーです」と名乗ってしまえば、その時点であなたはパーソナルトレーナーになれるわけです。
しかし、それでは意味がありませんよね。

実際にパーソナルトレーナーとして働くには、次の3つの方法が一般的だと思います。
 

①パーソナルジムに就職して、スタッフ兼パーソナルトレーナーとして働く

バイト、あるいは正社員待遇として、パーソナルジムに入社するというものです。

通常の会社員同様に時給、月給が設定されています。

②フリーランスのパーソナルトレーナーとして働く

ここでいうフリーランスとは2つの働き方を指します。

1つは大手フィットネスクラブと契約をして、クラブ内施設で会員向けのパーソナルトレーニングを実施するという「業務委託契約」。

もう1つはレンタルジムスペースなどを利用しながら、お客様へのセッションを行う文字通りのフリーランス的な働き方です。

③開業して自分のパーソナルジムを持つ

まさに経営者的な働き方ですね。
個人経営でジムの運営を行う場合もあれば、特定エリア内で何店舗かを展開するなど、その業務形態は非常に幅広いと言えるでしょう。

これからパーソナルトレーナーを目指すなら「就職」一択!

3種類のパーソナルトレーナーの働き方を紹介しましたが、これから全くの未経験というスタートラインでパーソナルトレーナーを目指すなら、基本的に就職一択という選択肢になるでしょう。
 

現在活躍しているパーソナルトレーナーの中には、週末起業という形で、会社員をしつつ土日だけフリーランスのパーソナルトレーナーをしているという方もいます。

ただ、こうした方の多くは過去にトレーナー系の実務経験があったり、ユニークな経歴を持っていたりとフリーでも戦える武器を持っています。

未経験からでも成功の可能性はないとは言いませんが、非常に間口の狭い世界なのは覚えておいた方がいいでしょう。

パーソナルトレーナーとして確実にキャリアを積む方法とは?

パーソナルトレーナーのキャリアを積む
「トレーナー経験はないのですが、パーソナルトレーナーにはなりたい。でも、これまで未経験歓迎の求人枠に応募しても、全く内定をもらえなかった」

求人相談をする人の中には、こうした方もたくさんいます。
巷の求人サイトで見かけるパーソナルトレーナーの求人募集を見ると、確かに「未経験歓迎」という言葉が踊っていますね。

しかし、もともと1つ1つのパーソナルジムの求人枠というのは、1〜2人と決して多くありません。
仮に会社員としてとても優秀な成績を持っていたり、あるいはパーソナルトレーナーの勤務経験を持っている人が応募してきたら、その枠は一瞬で埋まってしまうでしょう。

もっと残酷なことを言えば、身なりの整った美男・美女というのもかなりの確率で採用されます。
 

パーソナルトレーナーとは密室で1対1の接客を行うわけですから、外見の良い人が採用されてしまうのは仕方のないことです。

こうした求人募集に群がる強敵に対して、突出した武器を持っていない方は新たな武器を作る必要があります。

私が求人相談を受ける際、仮にその方が絶世の美男美女ではなく、トップセールスマンの経歴もなく、トレーナー経験もないということであれば、「パーソナルトレーナー養成スクール」に通うことを進めています。

パーソナルトレーナー養成スクールの3つのメリットとは?


パーソナルトレーナー養成スクールとは、週1回・合計半年ほどの時間をかけて、トレーナーに必要な技能・知識を学べるスクールのことです。

なぜこういうスクールを勧めるかというと、そこには3つの理由があります。

①座学と実技で学術的・実践的知識が学べる

スクールは基本的に、プロのトレーナーが機能生理学や解剖学に基づいた科学的なアプローチで、体やトレーニング、ストレッチなどの方法を教えてくれます。
座学はもちろん、実技演習でもそれらの知識を学べるので、下手なパーソナルジムの研修より何倍も濃度の高い勉強をすることができるんです。

②資格取得のサポートがある

パーソナルトレーナーには、いくつかの主要認定団体というものが存在します。
それを持っていなくてもパーソナルトレーナーは名乗れますが、いずれ転職、独立、開業などをする時、そうした資格があるとキャリアアップに大きく役立つんです。

スクールでは、そうした資格取得のサポートもしてくれるというわけです。

③就職斡旋のサポートをしてくれるスクールもある!

私がパーソナルトレーナー養成スクールでもっとも魅力を感じたのは、この就職斡旋サポートという部分です。  

一部のスクールはいくつかのパーソナルジムと提携していることがあります。
そして、提携先のジムへ卒業予定のスクール生を紹介するという制度があるんです。
こうした求人情報は完全非公開で、ネットではまず出てきません。

ジムは、余計な求人広告費を出さなくてもしっかりと勉強を積んだ即戦力を雇えます。
スクール生にとっても、就職できるかどうかの心配が軽減するので、目の前の勉強に集中できるというわけです。

今後、ますますこうしたスクールは増えていくことでしょう。
もしもパーソナルトレーナーを本気で目指しているのなら、まずはパーソナルトレーナー養成スクールの情報収集から始めてみましょう!

トレーナー志望の方向き
無料相談所