現役パーソナルトレーナーが語る必要な知識の独学勉強法

パーソナルトレーナーになりたいという思いを語る方のうち、トレーナー未経験の方のほとんどが「独学」でトレーナーに必要な知識、求められる能力を手に入れようとします。

では、実際にパーソナルトレーナーになるとして、どんな知識が必要になるかご存知でしょうか?

お客様への指導、ジム運営という現場的な観点も踏まえながら、パーソナルトレーナーに必要な能力と勉強方法を紹介します。

パーソナルトレーナーに求められる能力から、必要な知識・勉強を学ぼう

パーソナルトレーナーに必要な勉強や知識
パーソナルトレーナーというのは、一般的には個人のお客様に対して、トレーニングや食事指導を提供しながらお客様のご要望を叶える仕事です。

パーソナルトレーナーの働き方には幅があり、多くは社員としてジムに勤めつつ、フリーランスや独立開業の道を進む方が多いようですね。

どんなパーソナルトレーナーを目指すにしろ、もしも独学でその知識や能力を勉強しようとするなら、次の3種類+αは勉強しておく必要があるでしょうね。

  • 体の知識
  • 食事の知識
  • トレーニング、ストレッチの知識
  • それ以外の知識(カウンセリング、マーケティング)

では、この5つをどう勉強したらいいのか、詳しく見てみましょう。

パーソナルトレーナーに必要な「体の知識」を独学で勉強する方法

パーソナルトレーナーに必要な体の知識の勉強
パーソナルトレーナーがお客様にトレーニング指導を行う時、まず知っておかなくてはいけないことがあります。

それはトレーニングの方法ではなく「体の知識」です。

体というのは、具体的には骨、筋肉、神経、内臓の機能を理解することにあります。

  • どの筋肉がどの骨を動かすのか
  • 筋肉の動く方向や働き
  • 骨と靭帯、筋肉の関係
  • 内臓の働きや、神経との関係

ものすご〜くざっくりと伝えているのでイメージしづらいかもですが、こうした体育系の専門学校や大学で勉強するようなことを、パーソナルトレーナーは知っておかなくてはなりません。

パーソナルトレーナーが行うトレーニング指導では、「ダイエットに代表されるボディメイク」「肩こり・腰痛など体の機能の改善、身体機能の向上」がメインとなります。

この時、「お客様が現在どのような状況にあるのか」を学術的に理解、勉強しておかないと、パーソナルトレーナーとして的確な指導ができません。

ゴリゴリに鍛えればダイエットくらいは成功するかもしれませんが、すぐにリバウンドしてしまうか、お客様が抱えていた慢性痛が悪化するなどのリスクがあります。

体の知識を学ぶには「解剖学」「生理学」の本で勉強しよう

具体的にこうしたことを独学で勉強するなら、一般的なのは「解剖学」「生理学」の本で勉強するという方法でしょう。

最近ではアプリなどで筋肉や骨の動きを再現しているものもあるので、それらを活用して勉強するのもいいでしょう。

解剖学で体の「構造」が勉強できるのに対して、生理学は体の「機能」を勉強することができます。特に生理学はこの後の食事にも関わってくるので、両方チェックしておきましょう。

パーソナルトレーナーに必要な「食事の知識」を独学で勉強する方法

パーソナルトレーナーに必要な食事の知識の勉強
パーソナルトレーナーの仕事の中心になるのは、トレーニング指導と食事改善の2つです。

そして食事改善についても、巷で話題になっている「カロリー制限」「糖質制限」や「〇〇ダイエット」ではなく、もっと学術的な知識を勉強する必要があります。

  • 五大栄養素の働き
  • 朝、昼、夜の食事のポイント
  • 内臓の機能に即した食事メニュー
  • 肥満遺伝子の種類

こうした情報が基礎にあると、老若男女全てのお客様に適した食事指導が可能になります。

「炭水化物は0にしましょう!」「毎日100g以上のタンパク質を摂ってください」など、耳を疑うような食事制限を平然と口にするパーソナルトレーナーがかなりいます。

確かにそれをすれば、2ヶ月で大きく体重を落とすことは可能かもしれません。

しかし、こうした食生活を続けたお客様は、確実にリバウンドをするか、栄養過多、栄養失調で体調を崩してしまいます。

こうしたパーソナルトレーナーは、決して業界内に長くいつづけることはできないでしょう。

栄養学でしっかりと食事の知識を勉強しよう

食事の知識と言えば、やっぱりメインとなるのは「栄養学」ですね。あとは、先ほど紹介した生理学に関する情報も必要となるでしょう。独学での勉強となると、やはりこちらも書籍などのテキストが中心になると思います。

パーソナルトレーナーに必要な「トレーニング・ストレッチ」を独学で勉強する方法

パーソナルトレーナーに必要なストレッチの勉強
パーソナルトレーナーに必要な体や食事の基礎知識が身についたなら、今度行うのはトレーニングやストレッチについての勉強です。

  • 正しいトレーニングフォームができているか
  • フォームが崩れている時、どんな原因が考えられるか
  • お客様の状態に対して、どんなストレッチをすれば効果的か

この辺りは、パーソナルトレーナーとして当然のように求められる能力です。トレーニング種目、ストレッチ方法、改善プロセスの引き出しが多ければ多いほど、パーソナルトレーナーとしては優れていると言えるでしょう。

トレーニング、ストレッチ方法の勉強はパーソナルトレーナー関連団体の資格を通じて勉強しよう

トレーニング種目、ストレッチ種目は、一般的な書籍でも非常にたくさんあります。しかし、それらが本当に正しいフォームを紹介しているかどうかは、甚だ疑問です。

もしこうしたパーソナルトレーナーの専門的なことを勉強したいなら、関連団体が発行している資格の勉強をするのが一番です。

パーソナルトレーナーには特別な国家資格はありませんが、フィットネスの本場アメリカを中心に、たくさんの団体が認定資格を発行しています。

なかでも、次の3種類は日本国内でも有名なだけでなく、パーソナルトレーナーとして、社員からフリーランス、独立開業といったキャリアアップをする際にも有効です。

  • NSCA
  • NESTA
  • JATI

各種団体は資格取得のためのかなり分厚いテキストも出しています。

テキストには先ほど紹介した解剖学や栄養学に関連した情報も幅広く紹介されているので、独学で学びたい方の入り口にぴったりです。

セッション以外で知っておくべき、パーソナルトレーナーに必要な知識と勉強法

パーソナルトレーナーのカウンセリング知識
体、食事、トレーニングなどの勉強と一緒に、パーソナルトレーナーには求められる能力があります。それは、カウンセリングとマーケティングの能力です。

お客様のモチベーション管理や契約に必要なカウンセリング能力

カウンセリングというのは、例えばセッションやダイエット中のお客様に対して、モチベーションを維持できるように、あるいはお客様の体の悩みを引き出し、的確なソリューションを提供するのに必要です。

集客、営業に欠かせないマーケティング能力

パーソナルトレーナーにとって、意外とあなどれないのがこのマーケティング能力です。お客様の集客や契約につながる営業といった力は、そのまま収入に直結します。

パーソナルトレーナーとして十分な能力・知識があるのに、ここがうまくいかずに商売をたたむ方は少なくありません。

カウンセリング、マーケティングは本と実践の2つで学ぶ

この2つの能力を磨くには、1つは書籍などから独学で勉強するというものです。

そしてもう1つは、実践で磨くという方法があります。例えば、フィットネスクラブや接客業のアルバイトをしたり、実際に営業職として働いたりなどがありますね。

未経験でパーソナルトレーナーを目指す人のうち、前職が営業マンでトップの成績を持つ人は、知識0でも採用されやすいというデータがあります。

この辺りの能力は、それくらいパーソナルジムにとっても必要な力だといわけですね。

パーソナルトレーナーに必要な全ての知識を独学で学ぶデメリット

パーソナルトレーナー独学のデメリット
パーソナルトレーナーには、想像よりも多くの知識が必要です。それら全てを独学で学ぶというのも立派な姿勢ですが、そこには1つデメリットがあります。

独学の場合、手に入れた知識を元に、「実践を踏む」という機会を得るのが非常に困難です。これの何が問題かというと、それぞれの情報を点と点をつないで、1つのノウハウとして吸収することができまでん。

筋肉の役割と鍛えたい部位に応じたトレーニングの選択、トレーニング中に起こる動作の違和感に対してどのようなアプローチをするかなど、パーソナルトレーニングでは多くの知識・経験を総動員させる必要があります。

多くの方は、「パーソナルトレーナーの求人募集で有利になる」というのを1つの目的に、独学の勉強を始めます。

ですが、個々の知識を深めることができても、結局「少し他の人より体の知識を持っている」という程度にしか、採用側には見られません。

せっかく長い期間をかけて勉強をしたのに、その程度のアドバンテージしか、得ることができないんです。

パーソナルトレーナーに求められる必要な力・知識はスクールで学ぼう

パーソナルトレーナーの勉強はスクールで
ここ1年ほど、私のもとにもパーソナルトレーナーを目指す人からの相談が増えました。

そうした方々に、私は上記の勉強法を教えはするものの、独学での勉強はオススメしていません。かける時間と労力に対して、得られるものが非常に少ないからです。

代わりに、私はパーソナルトレーナー養成スクールに通って知識とノウハウを深めるのはどうかと勧めています。

パーソナルトレーナー養成スクールはその名前の通り、パーソナルトレーナーに欠かせない解剖学や生理学、トレーニング方法やストレッチなどの知識を学べます。

そして、プロのパーソナルトレーナーを講師に迎え、実際に実技演習を通じて、これらの知識を体感できるというのが大きいですね。

私もご縁があって、いくつかのパーソナルトレーナー養成スクールの講義を見せてもらったことがあります。その内容ですが、下手なパーソナルジムの新人研修や人材育成プログラムとは比較にならないほど高度な内容を勉強していました。

はっきり言って、あれだけの内容をしっかり習得しているパーソナルトレーナーは、決して多くありません。卒業後には、パーソナルトレーナーとして立派な即戦力として活躍できることでしょう。

最近は、こうしたパーソナルトレーナー養成スクールの授業内容に注目し、提携関係を結ぶジムも増えています。そうしたジムへは優先的に就職先の斡旋もしているということなので、費用対効果の高さも抜群です。

パーソナルトレーナーを目指し独学で勉強するのには、やはり限界があります。本気でパーソナルトレーナーを目指したいなら、パーソナルトレーナー養成スクールをぜひチェックしましょう。

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